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トマス・モア(Thomas More、1478年2月7日 - 1535年7月6日)はイギリス・ルネサンス期の法律家、思想家、聖人。政治・社会を風刺した『ユートピア』の著述で知られる。
ユートピア
『痴愚神礼賛』や旅行記『新世界』に触発され、1515-1516年にラテン語で『ユートピア』を執筆した(1516年刊行)。ユートピア(Utopia)は、どこにも無いという意味の言葉で、古くは「理想郷」あるいは「無何有郷(むかうのさと)」などとも訳されている。ヒュトロダエウスなる人物の見聞を聞く、という設定で、第1巻でイギリスの現状を批判し、第2巻で赤道の南にあるというユートピア国の制度・習慣を描いている。 アメリゴ・ヴェスプッチがカナリア諸島からアメリカ大陸までを旅行した記録『新世界』を深い関心を持って読んだモアは、自然に従って生き、私有財産を持たない共同社会が実在しうる事を確信した。自然法と自然状態が善である証明として書かれたその主著は、ユートピアという架空の国を舞台に、自由、平等で戦争のない共産主義的な理想社会を描いたものである。
また、イギリスでは地主や長老がフランドルとの羊毛取引のために農場を囲い込んで羊を飼い、村落共同体を破壊し、農民たちを放逐する現状を深く慨嘆し、「羊はおとなしい動物だが(イギリスでは)人間を食べつくしてしまう」(『ユートピア』第1巻)という意味の言葉を残している
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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